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音楽の風 [あらくれもの]

大昔、寺山修司氏は観客を移動させながら
大空の下で演劇を実践したものだ。
シェイクスピアもグローブ座のロビーや廊下を
使って舞台が自由な発想で移動する。
いつの日からか音楽の世界は
演奏する場所が決められていた。

そんな呪縛が解かれ、さまざまな
場所が音楽に門戸を開き始める。
川村結花さんは最近高台寺で
演奏されたそうだ。
あの「ねねの寺」である。
ライトアップした庭は彼女から
は見えなかったそうだがそれは
素晴らしいライブだったそうだ。

そしてこの旧香港上海銀行での
きのうのライブだ。建物スキと
してはもうたまらないのだが、
チェストにもたれてストレッチ
しながらふとガラスの中を見て
驚いた。なんと重要文化財
なのだそうだ。

声やピアノが響き、観客の声が
増幅され、素敵な一体感のある
ライブになった。

このライブの実現にご尽力頂いた
全ての人に感謝をしたい。

古い建物だけではなくて
第三セクターなどが管理してる
昭和の名器な建物が今次々に瀕死を
迎えようとしている。

音楽の力で、なんとかそういう会館
にも新たな風を吹かせたい。

とあらくれものは思うわけです。


異人館のような重厚なつくりです

暖炉があったりします 細部が凝ってます

ライブあとの一階のホールの素顔です


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