ぶあついめがねと本の人 [ぐっときた!]
僕がいつもとおる道に消火栓の上で
分厚い本を読んでいるおじさんがいる。
いつしか僕とおじさんはたわいない
短い会話を交わすように
なったのだが、ある日のこと。
まったくその場所とは関係のない町中で
彼と偶然すれ違ったのだ。
つえをつきながらとぼとぼ歩く姿に
普段の勇壮な雰囲気は感じられず
はっとしてふりかえったときには時すでに遅し。
彼はもう
人混みにまぎれて
そこにはいなかった。
デジャブのような一瞬のできごと。
彼は眼鏡をかけていて、いつもの消火栓の上に
腰をのせ、ぶあつい本を読んでいる。ぼくは
今日もすこしだけ話しかける。
「暑いですね」「ねえ。うだっちゃうね。」
ただそれだけの会話。
ルームメイトがそんなぼくたちの会話を聞いて
「おかしいよ。なんでもっと話さないの」
っていうけど、ううむ、僕はなんだか
すごく話してるような気持ちなんだよな。
ね。
何回も通るときは会話を分けてするんだよ
青色の暮れなずむ街に想う。 [ぐっときた!]
NYは今青い色の暮れかけ時刻。
なぜ青なのか不明だが、晴れてる日の
この時間は
きまってブルーの色になる。
朝からセオリーのファイナル筆記試験
があって、無事終了。
いつも試験になると
焦って英語の意味を取り違えるポンミスを
やっるので、今回は慎重に読み、
見直しをして先生に渡す。
「うむうむ、うむうむ、もひとつおまけに
うむうむむ、と。よし!いいだろう。
いい夏休みをすごしなよ!」
やった!すでに朝の10時半に学校を颯爽と
でたところでマイアミから来てるアダム
(トロンボーン)に
あう。「え。今日もしかして休講?」
「ちがうって。俺はテスト終わったの」
「ひえ~」と顔色変えてスケボーに乗り直す
アダム。
僕といえば、家に帰り、
「春キャベツのナポリタン」
と「コーンのサラダ」と「トマトのセビーチェ」を
作り少し早い昼ご飯を食べる。
午後はたっぷり時間をかけて
日本の「withはぴ」のエッセイ
を書く。いろんなテーマで書いてみるが
結局ひとつにしぼり、さきほど無事、完成!
送信。
午後8時。
NYはやっと暮れて来た。
ルームメートが「ママに無理矢理買えって
言われて買った水道水を綺麗にするのを
いま装着してる最中なんだよ」
「ふうん」
しばらく悪戦苦闘してたが
ふたつの水を持って来た
ルームメートのブラインドテストに
のかって試飲してみたら一発で装着した
ほうの水のほうがおいしいことがわかり
びっくり。
ぴと一緒に散歩に出かける。
青色のほぼ暮れた町中を散歩してると、
寮を出るために荷物を運ぶ卒業生や
ガウンを着て山高帽子をかぶった卒業生が
両親と写真を撮りながら歩いているのに
でくわす。
あ~、この季節って
アメリカはほんとに卒業、
の季節なんだ!と実感。
そうか、卒業か~
この時期の街の青色は
ちょっぴりせつない色
でもあるわけだ。
金曜日の教会 [ぐっときた!]
CHARLES IVESというアメリカの作曲家の
「答えのない問い」という1906年に
書かれた曲を今日、「金曜日の教会」と僕が
勝手に呼んでいる「20世紀音楽開拓者」
の授業で
聞いた。
最初ニュートラルな背景を持った弦の厳かな
ロングトーンがC メジャーで淡々と続くのだが、
いきなりトランペット
がA tonalな(中心の調と関係ない)ところから
2小節のメロデイを奏で始める。
それに答えるかのようにまたまた違う次元から
2本のフルートと2本の
クラリネットが
メロデイ返しをする。まったくあさっての
方向で進行しているかのように
聞こえるこの3つの関係が実は
徐々にじわ~っとじわ~っと
あぶりだされるように
つながって聞こえてくる。
おもわずその抽象性の中に
音楽のクリシェを見た。違うか(笑)
興味のあるかた、どうぞ。↓
http://www.youtube.com/watch?v=b_l9y9b9odI
PS
夕方雨があがった。今夜レモンを絞り
レモネードを作った。
酸っぱかったけど、体に効くわこりゃ。
「真夜中のカーボーイ」に想う [ぐっときた!]
ひさしぶりに「真夜中のカーボーイ」を観た。
台詞、音楽、、そして画面
の絵の素敵さ、、、、、。
あらゆる種類の音が
織り物のように重ねられて
ストーリーという細やかな糸と
結ばれて、鮮やかな
大きい絵を描いていく、、、
た~ての糸は、、、台詞~~~
よ~この糸は、、、~~~~~
余計な話ですが、さすがにJボイドの足は
長い。あれだけのナイスプロポーションの
娘さんのお父さんだけのことはあります(笑)
Aジョリ~!ちょっとお茶とってくれ、
ピット!パパの話はやめてってあれだ
はいはいふたりとも ち~~~ず!!
PS この映画の冒頭の「きこきこ」
荒れ果てた田舎の公園の乗り物の音が
映画の最後まで心の中で響く。
きこきこ。きこ。きこきこきこ。
暮れ行く空を見上げながら [ぐっときた!]
花束を抱えて [ぐっときた!]
プリンプリン物語 [ぐっときた!]
赤き戦士 [ぐっときた!]
この色はどうしてこうも
まわりとそぐわない
マットなテキスチュア
なのだろう。
緑だとつるっとしたはっぱが
紅葉するとこういう
抜けたような赤になって
光りかたがマットに
変わるのかな?
この葉っぱが赤くなるのには
相当エネルギーを消費した
のかな?
どうだろうね。
う?む。
葉っぱひとつでも
いろいろ考えると
けっこう楽しい。
祝!プリンター購入記念 [ぐっときた!]
昔、むちゃくちゃ特価のプリンターを
買ったらすぐに壊れて
夜中じゅう勝手にプリント
しまくらちよこで
ちょっと背筋がぞっとした
経験があったもので。
プリンターなくても、ま、
どうにかなる!生活を送って
まひた。ぐあ。
買いましたとも。EPSONですとも。
うれしゅうて、インストールも
設定もおもちゃ感覚でわくわく。
最初のプリントは紙が無かったので
作詞用のルーズリーフに。
ニュープリンターはしばらく
どうしようか迷ってた気配が
感じられたが、
すぐにそのあとプリントし始めた。
初刷り。照れるくらい
あっけらかんと普通のプリント。
なんか、うれち?。
一応カラーもできるよ て今は
みんなそれが普通なの?もしや?