ｸﾞｯﾊﾞｲから始めよう

懇意にしていただいているｲﾀﾘｱﾝ
でいつも千の好みを大把握して
毎回最高の晩餐を食べさせてくだ
さっていた方が今日でお店最後で
あった。会いに行く。
いつもと同じく淡々と最高の
食事と少しの会話を。
会えてよかった。

このあとはｲﾝﾄﾞを放浪しながら
お金がなくなったらお皿を
洗って資金を作るなんて笑顔で
言っていた。近い将来
また会えるような確信を今夜
抱きながら人生の出会いの
不思議を考えつつ家路を
辿る。月がおぼろながら
強い光の夜。

千はｻﾗﾀﾞと白ｱｽﾊﾟﾗ一本とﾄﾘｯﾊﾟ
ｽﾊﾟｹﾞﾃｲｰﾆを頂きました。